どうしたらいいの!?子どもの反抗期
反抗期は大人になるために必要なもの、とは言うものの、いざ我が子がその時期に直面した時、親としてどう対応したら良いのでしょうか。中には誰にも相談できず、不安やストレスを感じて悩んでいる方もいるかもしれません。少しでもそんな不安がなくなるために、反抗期の子どもとの付き合い方について、私の体験から対処法をご紹介します。ぜひご参考になさってください。
子どもの反抗期は2回あります
子どもの反抗期は大きく分けて2回あります。1回目は2〜3歳の幼児期にあるイヤイヤ期。そして2回目は思春期に見られる第二次反抗期です。今回はこの第二次反抗期について掘り下げていきます。
第二次反抗期とは
小学校高学年から高校生の初めくらいに訪れる思春期の反抗期のこと。主に中学生時代が中心となります。
男の子も女の子も、体が大人へと変化していき、心と体のギャップに戸惑いながら、心も大人へと変化していきます。様々な物事を自分で考え、自分で決めていきたいという欲求が生まれ、自己主張が強くなる頃です。
第二次反抗期は自立への第一歩
親との距離を計りながら、甘えたい気持ちと「それは恥ずかしいこと」という気持ちで揺れ動き、心が不安定なこの時期。自分自身をじっくり見つめたり、周りの存在や環境に敏感になって悩んだりと多感な時期に入ります。でもは確実に自立への第一歩を踏み出している証拠。つまり、成長しているという証です。
反抗期の子どもにやってはいけないこと
・たたく、殴る、暴言を吐くなどの暴力的言動
・子どもに干渉し過ぎる
・長時間愚痴を言う
・誰かと比べる
・見放すような言動
・子ども扱いする
・携帯を取り上げる
・目の前で夫婦げんかをする など
反抗期の子どもとうまく付き合うには
安心できる環境を作る
どんなに反抗している子でも、心を休める場所、家庭があるということはとても大事です。愛情を感じる環境を整えてあげることで情緒も安定してくるでしょう。
あいさつや小さな声かけを
親に反発したり、拒否したり、そっけない態度をとることもありますが、放っておかれたらそれはそれで寂しいもの。特に「おはよう」「ありがとう」など日常の挨拶や声かけはすること。「いつでもあなたを見守っているよ」というメッセージを送りながら、程良い距離感を保って見守ることが大切です。
時には毅然とした態度で
子どもの気持ちに寄り添うことは大事ですが、全てを受け入れて良いというわけではありません。「死ね」「うざい」などの暴言や怒って物を投げるなどの反抗的な態度は許されません。子どもが理不尽なことをした時は毅然とした態度で注意しましょう。
まとめ
反抗期はいつまでも続くものではありません。よく、反抗期は嵐のようだとか台風のようだとか言われます。過ぎてしまえば子ども自身が反抗期の頃の自分を見つめ直すことができるでしょう。
親としては、子どもの小さい頃を思い出して悲しい思いをしたり不安になったりしますが、「反抗期だから仕方ない」と割り切ることも必要です。そのためにも子どもと少し離れ、距離感を持って見守ることを心がけましょう。