不登校の子どもを受け入れる教育機関~フリースクールってどんなところ?

2017/8/21 子育て

フリースクールという場所を知っていますか?なんらかの理由で学校に行けない子ども達の学びの場所、というくらいの大まかなくくりでしか説明できない方がほとんどではないでしょうか。不登校や登校拒否の子どもが増えていると言われている今、「フリースクール」という存在について少し考えてみませんか。

レシーポ_フリースクール

 

フリースクールって何?

フリースクールは学校教育法上定められた学校ではないため、公的な学校として認められていません。ですから施設は、個人やNPO法人、ボランティア団体などによって運営されており、不登校の子どもを受け入れることを目的としています。つまり、不登校の子ども達の居場所・受け皿という役割を担っているのです。

 

フリースクールの特徴は?

・異なる年代、年齢の子ども達が集まる

・様々な理由による不登校の子どもを受け入れ、入学に資格を設けない

・特に決まったカリキュラムは存在せず、勉強だけでなく広い意味で様々な学びを提供する

・学費が必要となる

 

どんなタイプがあるの?

 

学校以外の居場所となるタイプ

学習することに重きを置いているところ、社会に出た時に必要なことを身につけることに重きを置いているところと様々。しかし共通なのは「子ども達の居場所」となっていること。

 

学校に戻ることを目標とするタイプ

今はフリースクールに通っていても、いつかは学校に戻ることを希望する子どもを対象としています。子どもがスムーズに学校に戻れるよう、学校と連絡を取り合っています。復帰するまでだけではなく、学校に復帰後のサポートをどうするかなど学校と打ち合わせをしているところもあります。

 

スクールスタッフが自宅に訪問してくれるタイプ

学校にもフリースクールにも通えない子どももいます。そんな子どものためにスタッフが自宅に訪問して、勉強をサポートしたり、話をしたり、ゲームで遊んだりして交流し、少しずつ通えるようにしていきます。あえて子どもの年齢に近いカウンセラー志望の大学生などが訪問するところも。

 

専門家が支援するタイプ

発達障害などの専門的な知識を持ったスタッフがカウンセリングをして子ども一人一人への理解を深めます。その上でサポートやトレーニングによってスムーズな社会生活を送れるように支援しています。

 

医療機関と連携するタイプ

心身の病気や障害が原因で不登校になった場合は、スクールと医療機関が連携する必要があります。それによって、フリースクールが治療も受けられる場所となり、通う側も安心できます。

 

共同生活で支援するタイプ

寮などで一緒に生活をします。厳しい規則の中で生活習慣を指導するところもあれば、自由に個人のしたいことを尊重しているところもあります。

 

フリースクールについて大まかな説明でしたが、少しは理解していただけたでしょうか。
子ども達が不登校になる理由は本当に様々です。そして、我が子が突然不登校になる可能性もゼロではありません。社会的には不登校の子どもへの理解が十分とは言えませんが、受け入れてくれるフリースクールという存在があるというのは心強いですね。もし子どもが不登校で悩んでいる方がいたら、フリースクールという選択肢もあります。一度のぞいてみるのもいいかもしれませんよ。

 

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この記事を書いた人:receipo

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