【アンケートまとめ】おでんが売れるのは〇月だった!

2020/1/28 最新トピックス

レシーポでは、会員の方が投稿してくださったレシートをもとにさまざまなマーケティングデータを作っています。それをもとにプレスリリースを発表することも大きな使命です。

今回はレシーポを運営するソフトブレーン・フィールド株式会社がレシート投稿情報をもとに分析した「コンビニエンスストア大手3社」の購買行動を紹介いたします。

登録したレシート情報はどのように使われているか?

「レシーポ」や「レシーポdePonta」で登録されたレシート画像やアンケート結果は、在宅ワーカーによってデータ化されます。商品やコンビニやドラッグストア、流通各社など、それぞれの売り上げデータをピックアップできるシステムに反映させ、日々データの蓄積と分析を繰り返しています。

今回は、このPOS(Pont Of Buy)のシステムで分析された、コンビニエンスストア3社(セブン-イレブン/ファミリーマート/ローソン)の情報を紹介します。

平均単価は500円台

今回は2018年4月~2019年10月と18ヶ月にわたる調査を行っています。その結果、コンビニ1回の来店で顧客が購入する平均は500円台、品数は2点~3点であることがわかりました。

このように数値化すると、コンビニ3社とも同様の結果であり、大きな差はみられません。購入者が「何を購入するか」を決めて来店していることもわかります。

コンビニのセールで客足が向上!

次は、何曜日に買い物客が多いのかといった結果を紹介します。金曜日と土曜日になると客足が伸びますが、ほかの曜日は3社足並みがそろっていることがわかります。その中で目を引くのが、火曜日のローソンの来店購入率の高さです。

このところでは、コンビニでも「コンビニくじ」や「揚げ物セール」などを実施するケースが多く。ローソンでは火曜日にこれらのキャンペーンやセールの開始日が多いという傾向がわかりました。またローソンの場合、金曜日に揚げ物や焼き鳥のタイムセールを行っていたため、20%といった高い来店購入率につながったようです。

食品のシェア率は5割超

来店客がどのような商品を購入しているのかといった結果を示した図表です。コンビニも肉や卵、簡単な野菜といった生鮮食料品を取り扱うようになり、コンビニでの買い物が便利になりました。また、チキンや手作り弁当といった惣菜系もおいしさがアップしています。どのコンビニでも強みがあり、選ぶ楽しみも増えてきています。

コンビニではどのような品物が売れているのかを調べると、生鮮や総菜といったカテゴリがシェア率上昇の傾向がうかがえます。「ファミチキ(ファミリーマート)」や「まちかど厨房(ローソン)」「ナナチキ(セブン-イレブン)」などの総菜は温かいものを購入でき、その場で購入できるといったメリットがあります。

その他食品を合わせると5割以上が食べ物

食品というと、カップラーメンやパン、お菓子といったカテゴリが該当します。顧客が購入する商品をカテゴリ別にみると、コンビニ3社とも食品のカテゴリで50%を超えています。何かをちょっと購入できる気軽さがあることが読み取れます。逆に、飲み物や酒類は少ない傾向にありますね。飲み物系はスーパーやディスカウントショップのほうが安価だからでしょうか。

おでんは9月に売り上げアップしていた!

ここでは一つの食べ物に着目して、その売れ行き動向を見ていった結果が示されています。コンビニの季節商品といえば「おでん」が代表的なものですが、その売れ行きもレシートから読み取ることが可能です。

おでんは、地域性やお店の売り上げが左右されることもあり、定番としていない店舗もあります。セブンイレブンは毎年9月、商品の取り扱い開始時期と重なるでしょうか?この時期になると爆発的にシェアが高まります。ローソンやファミリーマートでもごくわずかではありますが9月頃に上昇傾向が見られます。

これは2019年の猛暑・残暑の影響も関係なく上昇していることがわかりますね。

定番かつ主力の「揚げ物」は、企画で売り上げアップ

揚げ物などのホットスナック系はコンビニの主力かつ定番商品です。レジをお願いしているときに思わず追加で注文してしまうこともありますね。

こちらの表を見ると、ローソンやファミリーマートが抜きん出て大きなヤマを作っている月が見られます。

ローソンは提携ポイントプログラムとの企画で「先着でチキンプレゼント」といったイベントが開催されていたためとみられます。ファミマはクリスマス時期と売り上げがリンクしています。セブンイレブンは、どちらかといえばホットスナックと結びつかないイメージがあるため、2社よりも低いのですが、何らかのキャンペーンを受けて売り上げが上がっていることがわかります。

まとめ

コンビニ大手3社では、500円前後2~3点の購入が平均的であることがわかりました。その中でも、食品系の購入率が50%以上に及ぶこと、飲料系は少ないという結果も浮き彫りとなりました。

ホットスナック系を見ると、おでんの売り上げは9月に一番の売り上げがあり、その他は安定した売り上げがある中でもポイントプログラムとのキャンペーン企画に左右されやすいこともわかりました。

レシートから読み取る結果に、いろいろな秘密が隠されていることもおわかりいただけたと思います。手元にあるあなたのレシートも、マーケティングに大きく貢献できる一枚になりますよ!

 

 

 

 

 

この記事を書いた人:receipo

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