【アンケートまとめ】コロナ禍だからこそ収入増を目指す!
新卒者の採用見送り、営業自粛による従業員の削減など就業に関して、コロナ禍のあおりを大きく受けるようになりました。家族の働き方の変化によって家計にもその余波が来ている家庭も見られます。ここでは働く女性を対象に、仕事選びで重視したい点やその意識についてアンケートを行いました。
コロナ禍での仕事選びに関するアンケート
【調査概要】
- 調査日時:2020年8月7日~8月10日
- 調査対象:SBFに登録するキャスト
- 調査方法:SBF独自のインターネットリサーチ
- 調査人数:638名(平均年齢49歳/非正規で働く女性が中心)
コロナの影響で変わる「仕事選びの重視点」
ここでは、「現在求職中である」と回答した女性に、仕事選びに関して、重視したいことが変わった(56.6%)と回答しています。次は、どのようなことを重視するのか複数回答で寄せられた内容です。
この結果から、働く主婦の大きな条件として「家庭との両立やシフトに融通が利く職場」というのは欠かせないものとなっています。
今後休校の可能性もあり得るので、融通の利く職場(40代個人事業主・フリーランス)
このように、これから起こるかもしれないコロナショックの大きな波を懸念し、時間帯の働き方や休める職場などを選びたいという声が見られました。
また、コロナ対策がなされている職場を吟味したい、コロナ禍の中でも影響を受けることなく働ける職場を見つけたいという考えを持つ方もこの結果から浮き彫りとなりました。
もし働くなら、どんな条件?
重視したいことがあるのならば、どのような条件で働きたいか、ある程度イメージを持って仕事探しをしていることでしょう。
家でできるWワークか短時間勤務を探している(40代フリーランス)
公共交通機関を使わない近くの職場(40代パート)
車通勤可を最優先に探している(50代フルタイム)
パート(短時間勤務や時間給)や在宅ワーク、といった働き方の希望のほか、感染リスクを下げるために車通勤ができることや徒歩や自転車でも通える近くの職場を検討しているという声もありました。特に、フットワークが軽くなるので、車通勤できる職場を条件の一つに入れる人も見られます。
不況に強い業種を選んでいます。居食住に関係する業種は、影響を受けても順番的に最後の方だと思うため(40代パート)
このように、エッセンシャルワーカーとして、ライフラインを支える業種を検討し、コロナ禍の影響のもとでも仕事ができる道を模索する人も見られました。
けれど、仕事探しは不安だらけ
やはり、仕事探しに不安を持っている人が多数見られました。その理由として一番大きいのが「求人が少ない」ということです。今や、業務のアウトソーシング化や在宅勤務による合理化が進み、求人が少ない傾向にあります。小売り系になると、営業時間の短縮や物流の滞りによる不安定さなどもあり、さらに求人が少なくなっている傾向にあります。
このなかで「土日祝休み、子供の学校行事対応休、深夜帯勤務・残業NG」というような何かしらの条件をのんでくれるようなシフトの融通面で絞り込んでしまうと、また厳しくなってしまうジレンマも。
以前と比較して医療や介護の求人が圧倒的に多くなった(40代個人事業主・フリーランス)
仕事探しをしている人の中には、このような変化に気づく人も見られました。
そんななかクラウドソーシングと呼ばれる、インターネット上で働きたい人と仕事を依頼したい人を結びつけるサイトなども存在しています。
在宅ワークを探している方が多すぎて、今までクラウドで簡単に取れていた案件がなかなかもらえなくなった。(50代パート)
在宅の求人が少ないうえに応募者が以前より増えているように思える(40代クラウドソーシング)
既存のクラウドワーカーが案件をもらうために入り込めなくなったり、新規のクラウドワーカーが仕事を選べないという声も目立ちました。
できることなら収入を増やしたい!
もちろん、そう考えることは自然なことです。今回のアンケートでも、家族の収入が減ったため自分も家計を支えなければいけないという声が多くみられました。
その反面、コロナのことでナーバスになり仕事探しに消極的になっているという声も。
その理由を探ると、「職場環境のコロナ対策は求人情報からは解らない」という意見が見られました。自分自身がどんなにコロナ対策をしていても、その企業が対策をしているかどうかが不明なので、二の足を踏んでしまうということのようです。
積極的に探せる環境を整えよう
子供の預け先探しや、夫の扶養認定の兼ね合いなど、主婦が仕事をするにあたりいくつかハードルが存在します。これらをすべてクリアできる職場はなかなか少ない現状にあります。コロナ禍のさなかにある現状では、さらに絞り込みが難しい傾向にも。
求職や家庭の板挟みで八方ふさがりになってしまうこともありますが、「WITHコロナ・コロナと共存する」という言葉も定着しつつあります。自分自身の感染対策を丁寧に行いながら、家計を維持するための仕事探しをしていきましょう。