【アンケートまとめ】コロナ禍で揺れる働く主婦の「働き方」

2020/9/11 くらし

介護や子育て、夫の扶養内で…というように、働き方に関して制約がある人や自分で働き方を決めている主婦層が多くみられます。2020年に入ってから続くコロナ禍で、働く主婦(特に非正規雇用など正社員以外の人)の間での「仕事観」が変わってきたようです。
今回は、「ニューノーマルに備えた理想の働き方」と題して、働く主婦を対象にアンケートを行た結果を紹介します。

ニューノーマルに備えた理想の働き方

【調査概要】

  • 調査日時:2020年6月25日~6月29日
  • 調査対象:SBFにキャスト登録している全国の働く女性
  • 調査方法:SBF独自のリサーチサイトによるインターネットリサーチ
  • 調査人数:528名(平均年齢49歳)

希望通りの働き方が難しい

【アンケートまとめ】コロナ禍で揺れる働く主婦の「働き方」

こちらは、働く主婦に対し「現在希望通りの働き方ができているか」を調査した結果です。
2020年一年だけを切り出すと、「希望通り」が39%、「希望通りではない/どちらともいえない」という回答が61%ありました。この数年の同様の調査と比較すると、「希望通りに働けている」という人の率が減り、「どちらともいえない」と回答する率が増えています。

「どちらともいえない」の理由

働く内容は以前と変わっていないが、コロナの影響で仕事できる日数や時間などが減っているため(40代個人事業主)

もっと沢山働きたいが、コロナ感染が気になり仕事を増やすことに戸惑いを感じているから(50代パート)

このように、コロナ禍の影響で仕事の受注に影響が出ているという点や、自分自身がコロナウイルスに対し敏感になり、積極的になれないという声がみられました。このように2020年の回答の変化は「コロナ禍」が大きく影響していることがわかります。

「希望通り」働けている人の理由

【アンケートまとめ】コロナ禍で揺れる働く主婦の「働き方」

「現在希望通りの働き方ができている」と回答した人を対象に、その理由を尋ねた結果です。一番多いのは希望する時間や業務内容について満足しているからという回答でした。また、職場環境に満足しているという声が高く、収入面に関しては、23.8%という結果が出ました。

解釈の仕方によっては「働けるだけありがたい」と受け取ることができます。ただし、ネガティブな受け取り方ではなく、「わずかな時間でも自分が働けていることに満足できている」とポジティブな声が多く寄せられました。

家事の合間にできる範囲で働くことができているから(40代個人事業主)
無理なく時間に余裕を持って働くのが理想的で、今はそれを保てている(40代個人事業主)
リモートでできる仕事が増えて、家事との両立がしやすくなった(50代パート)

コロナ禍のなかでも、理想とする働き方ができているようです。

「希望通りではない」働き方をする人の理由

【アンケートまとめ】コロナ禍で揺れる働く主婦の「働き方」

一方で「希望通りの働き方ができていない」と回答した人に対し、その理由を回答してもらった結果、収入面での不満と勤務時間に対する不満が多く寄せられました。特に勤務時間に関しては、「希望通り働けている」人と相対する結果が浮き彫りとなっています。

働く時間が安定せず収入が増減する(50代パート)
仕事が暇になりシフトをいれてもらえない(40代パート)

このように、コロナ禍の影響とも受け取れる内容で、収入に影響していることがわかります。

空いている時間が増えているが、副業が見つからない(50代派遣)
出費が増えて将来も不安なので、今よりも収入を得たいから(40代個人事業主)

ダブルワークなどを探しているなど、収入を得たいけれど八方塞がりになってしまっているという意見がみられました。

調査対象であるSBFのキャストは、ラウンダーやデータ入力など派遣やフリーランスといった属性の人が中心で、いわゆる非正規雇用や個人事業主といった位置づけにあります。コロナ禍の影響を大きく受けているため、今後は個人の仕事観から派生する、働き方に対する多様性が加速しそうです。

コロナ禍が続き、働き方を変えたいと考える人も

まずは、こちらの図表をご覧ください。

【アンケートまとめ】コロナ禍で揺れる働く主婦の「働き方」

今回のアンケートに回答した528名の職業の内訳です。現在このような働き方をしている女性に「現在の就業形態を変更したいか、と質問を行いました。

【アンケートまとめ】コロナ禍で揺れる働く主婦の「働き方」

「変更したい」と回答したのは31.1%。正社員やパートタイムへの就業を検討しているという声が多くみられました。

正社員などを希望している人の声です。

これまでフリー、業務委託で働いていたが、コロナの影響で仕事が減ったため、できれば保証がある正社員がいいと思うようになった(40代個人事業主)
保障を考えると正社員の優位性を実感するようになった(50代パート)
理想は正社員ですが、年齢が上がり事務職は厳しくなりました。派遣で雇って頂いておりますが、限りがあるので不安です(40代派遣)

安定性や保障面を得たいという理由から正社員を望む声がみられました。しかし年齢面などで理想と現実が乖離しかけている人もいるようです。

クラウドソーシングを望む人の声はこちらです。

安定的に自宅で働くことが理想だと思う(40代個人事業主)
在宅でできる仕事を考えるようになった(40代パート)

先の設問に対する回答などを踏まえると、コロナ禍で仕事が減ったので、家でできる仕事を見つけたいという流れで、クラウドソーシングを検討していると推測できます。また、今後も子供の学校休校やオンライン授業へのスイッチが始まる可能性もあります。家族が完全在宅勤務となったとケースも否めません。家族を支える主婦だから、家でできる仕事にスイッチしたいと考えることもあるのではないでしょうか。

働くことへのモチベーションは

【アンケートまとめ】コロナ禍で揺れる働く主婦の「働き方」

勤務先の営業自粛で突然仕事がなくなってしまった人、エッセンシャルワーカーで顧客がいなくても営業せざるを得なかった人いろいろな背景があります。
モチベーションについて、コロナ疲れなどで意欲が下がってしまった人、営業自粛期間で「働くことの大切さ」を実感しモチベーションがアップした人それぞれ見られます。

その方の現状の働き方だけではなく、生活背景や性格にも左右される事柄ですが、働く意欲が低くなってしまった人は、今の働き方なども含めて見直すきっかけを作ってみるとよいでしょう。

働き方の模索をしょう

筆者もクラウドソーシングを中心に、この数ヶ月働き方の模索を続けました。10万円の特別定額給付金は無事に受けられましたが、子供たちの成長やライフイベントの発生で、どうしても出費増になってしまいました。休校が続き、食費も倍増といったところです。
夫はエッセンシャルワーカーで、その時には仕事に影響はありませんでしたが、今後は働き方が変わるかもしれません。来年もまた新たなライフイベントが発生するので、筆者自身収入を上げるための模索はまだまだ続いています。ただし、年齢的な理由もありどこか八方塞がりになっています。

働き方の模索をすることはよいことだと考えます。ただし、副業などを詰め込んで家事がおろそかになったり、体を壊しては本末転倒です。家族と相談をしながらよりよい方向を見つけていきましょう。

この記事を書いた人:たがめかめの

簡単な自己紹介 3児の母・主婦・士業補助者・webライターと、たくさんのわらじを履いて活動しています。

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