【アンケートまとめ】IT業界だけじゃない?夫の働き方に変化が!
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収まるところを知らず、メディアは連日感染に関する情報を報道しています。非常事態宣言の発令により、仕事をしている人はテレワークを余儀なくされるようになり、家族で家にいる状態が続くこともありました。
2020年8月末現在、非常事態宣言は解除されたものの、他県への移動自粛が出される地域もあれば、テレワークの継続など働き方に変化がみられるようになりました。では、働く主婦にとって、夫の働き方はどのようにとらえているのでしょうか。在宅の際の家事負担についても考えていきましょう。
新型コロナ感染拡大前後における夫の働き方・家事負担の変化について
【調査概要】
- 調査日時:2020年6月25日~6月29日
- 調査対象:SBFにキャスト登録している全国の働く女性
- 調査方法:SBF独自のリサーチサイトによるインターネットリサーチ
- 調査人数:528名(平均年齢49歳)
夫の働き方2人に1人が「変化があった」
夫の働き方について変化があったか尋ねたところ、52.7%の人が「変化あり」と回答しています。
業種別にみると、IT関連勤務の大多数に変化が見られ、業種まんべんなく「変化があった」と答えています。官庁(公務員・行政関連)は変化なしと回答している人が多くみられました。
どんな働き方に変わった?
週に3度は在宅、そのほかは時差出勤となった(夫50代)
交代勤務ですが、夜勤がなくなり、早番・遅番を1週間交代。勤務後1週間休み。休日出勤、残業全てなくなった(夫40代)
感染リスクを減らすために時差出勤が励行されるようになりました。
工場関連は自粛生活のために需要がなくなり一時閉鎖や生産量縮小といった動きも出ていました。こういったあおりが従業員に押し寄せていることがわかります。
建設業などに従事している人に関しては、仕事そのものがなくなったという声も。
内装やリフォーム等、民間の仕事ストップと材料未入荷でキャンセルとなった(40代女性)在宅勤務が出来ない職種のため通常通り出勤していたが、在宅勤務の人の仕事のフォローをしなくてはならず、仕事量が増えていた(50代女性)
このように、仕事の量が増えたという声も寄せられていました。
夫の仕事、どう変わった?
次に、夫の仕事がどのように変化したのかを質問したところ、在宅勤務に変わったほか、勤務日数や時間が減ったという声が寄せられました。在宅勤務ができない場合でも、オフピーク通勤などを取り入れフレックス勤務の強みを生かす職場も見られました。
出張がなくなったといった声もあり、働き方そのものが大きく様変わりした人もいることでしょう。
夫の在宅<私の家事負担
ここで、新型コロナ感染拡大前後で、家事負担が増えたか尋ねたところ、48.7%の人が「増えたと思う」と回答しています。2人に1人の割合です。
この時期は、学生は臨時休校の時期と重なりました。
在宅勤務の時は家事分担するようになった(40代女性)
掃除は分担制のような形になった(50代女性)
夫が夕食をつくり、中学生の娘が洗濯をとりこんでくれるので、夕方の家事が減った(50代)
主人が家にいる時間が多くなり、家事を手伝ってくれるようになり、有り難い(50代)
というように、「減った」という回答では、家族でサポートしてくれたという声もありました。
在宅の日は昼食を用意しなければならなくなった(50代女性)
外食が出来ない分食事の用意が多くなった(60代女性)
一方、「増えた」という回答では、在宅ならではの食事の準備の負担が増えたという声が寄せられています。
在宅勤務、夫婦仲をたもつには…?
「コロナ離婚」などという不穏な言葉が報じられることもありました。夫の在宅勤務で価値観の違いが露呈された、休校の子供との関係性に疑問を感じたなどいろいろなエピソードがあるようですが、リアルではどうでしょうか。
お互いに違った趣味を持って、別々の部屋ですごし、干渉しない(40代女性)
自分だけの時間、空間を確保する(40代女性)
このように、お互いの距離を一定に保って生活していたという人が目立ちました。
また、ひとつの家にいるからこそ、一緒にいる時間を大切にしたいという声も。
一緒に映画を観る時間を作る(50代女性)
一緒にお酒を飲む(50代女性)
わずかな時間でも、これまでしなかった(できなかった)ことを楽しむように切り替えることも、夫婦仲を保つ秘訣かもしれませんね。
また、働く主婦の側も、夫に気遣いをしていたという意見もありました。
思いやりをもって接する。自分がコーヒーを飲むときは、必ず相手にも必要か聞くなど…(50代女性)
こういった積み重ねでコロナ禍を乗り切れるとよいですね。
働き方の変化に対応していこう
夫の働き方の変化について、妻も対応しなければいけない部分があります。ご飯の支度の手間が増えたなどデメリットに思うこともあるかもしれませんが、夫との息抜きの時間を見つけて楽しむことなどで、互いの理解を深めることもよいでしょう。
コロナ禍のなか、新しい生活様式への対応は難しいこともありますが、これからも生活様式に関してどんどんアップデートされていることが予想されます。柔軟に対応していかなければいかないことではありますが、家族で協力しながら、乗り切っていきましょう。