【アンケートまとめ】コロナ禍で夫の小遣いは…?家計にゆとり、ある?

2020/9/11 くらし

新型コロナウイルスに関して、2020年8月以降「第二波」がやってきたなどと言われるようになりました。
東京都内では、毎日報道される感染者数が減るところを知らずの状態。不安の声も、マスコミで報道されていることはご存じのことでしょう。

子ども、世帯主、主婦それぞれに悩みがあります。その中でも家計を預かる主婦は夫の仕事や生活などさまざまな悩みを抱えているのではないでしょうか。
働く主婦を対象に、「家計と夫の小遣い」に関するアンケートを実施しました。

「家計と夫の小遣い」に関するアンケート

【調査概要】

  • 調査期間:2020年6月11日~6月15日
  • 調査対象:SBFにキャスト登録している全国の働く女性
  • 調査方法:SBF独自のリサーチサイトによるインターネットリサーチ
  • 調査人数:546名(平均年齢48歳)

家計に「ゆとりはない」と思う

【アンケートまとめ】コロナ禍で夫の小遣いは…?家計にゆとり、ある?

実際問題として、テレワークによる業務縮小や、政府や自治体からの休業要請で仕事に就けなかったという時期もあり、収入に大きな打撃を受けている家庭が多いのではないでしょうか。
「現在家計にゆとりはありますか?」という質問に対して、「ゆとりがない」と答えた人は56.6%とおぼ2人に1人の割合でした。

光熱費、マスク、消毒液などの出費が増えたから(40代女性)

テレワーク環境の整備するための物品購入や、食費が増えたから(50代女性)

やはり、感染防止グッズや巣ごもりに関連する出費は増えています。

パート先が残業をさせない方向でシフトを組んでいるため、以前出ていた残業代分の収入が減っている(50代女性)

外出自粛で働けず収入が減少したが、住宅ローンや保険などの固定費はそのままなのでゆとりがない(50代女性)

直接の収入に関して減ってしまったがために、ゆとりがないと感じる人も見られました。

その反面…「ゆとりがある」人は

家計簿をつけており赤字になることがないため(60代女性)

日々節約を心がけ毎月同じ金額の貯金ができているから(50代)

このように、収入が減っても節約などを心がけて引き締めている家庭も見られます。家族構成や価値観の違いにもよりますが、「収入の変化に強い家計づくりが大切」ということがわかります。

夫は「小遣い制」が中心

【アンケートまとめ】コロナ禍で夫の小遣いは…?家計にゆとり、ある?

【アンケートまとめ】コロナ禍で夫の小遣いは…?家計にゆとり、ある?

夫は小遣い制である家庭が多く、家計の実権に関して、妻もしくは夫婦で管理していることがわかります。また2018年の小遣い事情と比較した際、前の設問の内容を踏まえて「コロナ禍で収入に影響があっても、夫の小遣いは変わらない(変えていない)」と読み取ることができます。

夫の小遣いを減らした家庭もあり

一方、夫の小遣いについて「コロナ流行前と現在で変化があったか」といった質問も行っています。
「変化なし(87.9%)」に対して、「小遣いを減らした(10.9%)」という回答もありました。

在宅ワークが増え、外食が減ったため減らした(50代女性)

外出自粛で在宅の為、夫の小遣いを減らして、大学生の仕送りに回した(50代女性)

このように、外食費として充てていた分を減らした、ほかの土地で暮らす家族への仕送りにあてたという声が見られました。

マスコミの報道では、学生はバイトがなくなったなどの理由で生活費に打撃を受けているという声も見られます。ゆとりがないと考える中でも、やりくりをしなければいけない事情が散見されました。

ピンチをチャンスに変えた家庭も!

家計簿アプリを使い、食費と光熱費を見直した(40代女性)

夕方の特売で食品を購入している(60代女性)

夫の小遣いを減らしたという声もある反面、今の生活を維持するために工夫した主婦も見られました。このように、これまでの支出を見直して家計を引き締めたという努力もあり、夫の小遣いを減らすことは少なかったのでしょう。

今後、家の収入は減ると思う

【アンケートまとめ】コロナ禍で夫の小遣いは…?家計にゆとり、ある?

こちらは、アンケートを行った6月の調査結果ですが、2年前と比較して「減ると思う(減った)」という声が40.5%もありました。
「変わらないと思う」という声は53.5%ありますが、現状(2020年8月末)では、県独自の非常事態宣言が出される地域もありますし、特定の店舗に対する営業自粛要請や、イベントの人数制限の継続などが続いています。
これを踏まえると、時間が経過した今では、「昨年と比較して収入が減った」と感じる人は増えていると推察されます。

会社の業績が落ちたため、ボーナスが下がると思う(40代女性)

観光業の一端を担っているため(50代女性)

コロナ禍の影響を受けやすい業種で働く人は、直接収入に影響することがわかります。政府主導のGoToキャンペーンも、第二波の影響でなかなか盛り上がれず…といったことで今後も影響が生じることでしょう。

残業、出張がかなりなくなっているので手当て分の収入が期待できない(50代女性)

働き方の変化も求められるようになり、残業や出張の機会が少なくなっています。残業や出張にかかる手当も収入の一部としてとらえると、大幅な収入減となる人もいるでしょう。

これからも、動向に注目です

コロナ禍の終息はなかなかゴールが見えない状況です。その中でも「Withコロナ」「新しい生活様式」といった言葉が生まれ、新型コロナウイルスと共存するための生活を模索する動きが始まりました。
ただし、私たちはまだこのような言葉に振り回されている感が否めず、感染者情報に敏感になることもあるでしょう。
今後、さらに不安を増すのが収入や家計に関することではないでしょうか。社会情勢にも変化が見られ、コロナ禍の状況が悪化する可能性もあり、私たちの生活も雲行きが怪しい状況です。

働き方やなども安定するよう、これから動向を注視しましょう。

 

 

 

 

この記事を書いた人:receipo

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