【看護師監修】子どものあせもに~びわの葉スプレー
暑い時期に子どもにできやすいあせも。こまめに汗をふいて、着替えさせて…としていても、できてしまう時もありますよね。市販の薬を使う前に、家で簡単に作れるびわの葉スプレーであせも対策しませんか?
びわの葉であせも対策
びわの葉には、万病を癒す不思議な力があると昔から言われています。日本では奈良時代に光明皇后がつくられた施薬院という貧しい人々や病気の人々のための救済施設で、びわの葉による治療が行われていたそうです。以降、全国のお寺にはびわが植えられ難暑い時期に子どもにできやすいあせも。こまめに汗をふいて、着替えさせて…としていても、できてしまう時もありますよね。市販の薬を使う前に、家で簡単に作れるびわの葉スプレーであせも対策しませんか?
びわの葉スプレーの作り方
材料は、【びわの葉、35度以上のアルコール】です。
作り方:
①びわの葉を洗って汚れを落とし、水気をしっかり拭き取り乾燥させます。市販されているびわの葉(漢方のコーナーなどに売っています。)を使用しても大丈夫です。
②乾燥した葉を2〜3センチほどに切ります。きることで成分がよく出るようになります。切れたびわの葉を保存容器の1/3〜2/3ほど詰め込みます。
③保存容器にアルコールを注ぎます。
④密封して室内の暗いところに夏場は3ヶ月、冬場は4ヶ月放置したらエキスの出来上がりです。びわの葉の成分がでていれば琥珀色の液体になっています。つけてから半年〜1年ほどしたら、中の葉は取り除いてください。
⑤出来上がったエキスを水で希釈してスプレーの出来上がりです割合は1:5(エキス:水)です。
一般的なびわの葉スプレーの作り方は上記の通りですが、小さい子どもにアルコール入りのものを使いたくない方もいらっしゃると思います。私もです。そこで我が家では下記のように作りました。
ノンアルコールタイプ
材料は、【びわの葉、ドラッグストアなどで販売している精製水(アルコールの代用として利用)】です。
作り方:
①アルコール入りのびわの葉スプレーど同様にびわの葉を洗って、水気を拭き取り乾燥させます。こちらも市販のびわの葉を使用して大丈夫です。
②びわの葉を適当な大きさに刻みます。
③鍋にびわの葉をひとつかみ強と精製水200mlをいれて火にかけます。(我が家では200ml入る保存容器を使用しています。その際の分量です。保存容器の量に合わせて変えてください。)
④ふつふつと精製水が沸いてきたら火を止め、冷めるまでそのまま放置しておきます。
⑤人肌程度に冷めたら、ざるなどで葉を取り除き、保存容器へ入れて出来上がりです。冷蔵庫で保存します。
びわの葉スプレーの使い方
病院などで処方される保湿剤などと同じように、お風呂上がりに我が家は使用しています。お風呂から上がった子どもの水気をしっかり拭き取り、服を着る前にスプレーします。まだ小さい子どもなので、全身にあせも予防のローションなどはおとなしく塗らせてくれないので、スプレーをシュシュっとかけて、軽く手で馴染ませるだけのびわの葉スプレーは手軽にできて楽チンです。また余計なものは何も入っていない安心感もあります。
我が家の子どもたちは、今年の夏もびわの葉スプレーのおかげか、あせも知らずです。
医師から処方されている塗り薬などがある場合は、びわの葉スプレーを併用しても大丈夫か確認してから使用しましょう。また使用後、肌への異常がありましたら、すぐに中断してくださいね。
子どものあせもから大人の肌荒れや日焼け後のケアまで使えるびわの葉スプレー。簡単にできるので、ぜひ作ってみてくださいね。香りも強くなく、ベタつきなどもないので使いやすいですよ。