お隣の主婦はどんな洗濯をしているの?洗濯事情大解剖!

2018/2/27 くらし

このところでは、フルタイムだけではなくパートタイマーなど何らかの仕事を持った主婦が増えています。仕事と家庭を両立させる中で一番煩わしい家事が「洗濯」ではないでしょうか。

ソフトブレーン・フィールド株式会社では、レシーポ会員やレシートで貯める会員を対象とした「Point of Buy®購買理由データ」アンケートモニターを対象に「専業主婦世帯と共働き世帯の洗濯に関する調査」を実施しました。

その結果を簡単にまとめてお知らせいたします。

お家にある洗濯機の5割以上が「全自動洗濯乾燥機」

今回の調査対象者は1,765名の既婚男女。その中で専業主婦がいる世帯は58.9%、共働き世帯は41.1%です。

「普段使用する洗濯機のタイプ」について質問をしたところ、「タテ型全自動洗濯乾燥機」「ドラム式全自動洗濯乾燥機」を使用しているという回答が専業主婦世帯・共働き世帯共に5割を超えていることが分かりました。

乾燥機能がついていない全自動洗濯機を保有しているという声も合わせると、全体の9割以上。ほぼ「二槽式洗濯機」の役割は終わっていることが分かります。

今や「ドラム式洗濯機」が主流なのか?と思いきや、意外とまだまだタテ型全自動洗濯機の保有率が高いことが浮き彫りとなりました。

部屋干し?屋外干し?洗濯物の乾かし方

洗濯物を干したら、どのように乾かすのでしょうか。「洗濯物の乾かし方は?(複数回答)」という質問の回答を調べると、

専業主婦世帯では、屋外干しが83.6%、共働き世帯では、屋外干しが76.2%という結果が出ました。

室内干し(部屋干し)は専業主婦世帯は41.9%、共働き世帯が52.2%と、共働き世帯のポイントが上回っています。

帰宅時間の兼ね合いから部屋干しの方が安全だ、住んでいるマンションの規約で洗濯物を外に干せないなどさまざまな理由があると思いますが、専業主婦世帯が若干洗濯物に目をかけることができるという結果が分かりました。

その中で、「浴室乾燥機」や「洗濯機の乾燥機機能」を利用している方は全体の2割にも満たない結果となりました。

その中で洗濯機の乾燥機能を利用している方で「夜予約をすれば、朝には洗濯が終わっている。取り込む手間もなく時短につながった(40代女性・共働き世帯)」という意見が寄せられており、電気代などのランニングコストよりも時短を意識する傾向にあることも分かりました。

液体洗剤が主流!ジェルボール洗剤はまだまだ少数派

洗濯物を干すことの他、気になるのは「みんなどんな洗剤を使っているの?」ということではないでしょうか。「普段使用する洗濯洗剤は?」との質問に対する回答を見ていきましょう。

共働き世帯(76.1%)・専業主婦世帯(71.3%)共に液体洗剤は圧倒的な支持を得ていることが分かりました。粉末洗剤は共働き世帯・専業主婦世帯共に2割程度と少数派です。

第三の洗剤として紹介されるている「ジェルボール洗剤」の使用はさらに少数派。全体の4%程度と更に少ない結果となりましたが、「週末まとめ洗いでも洗浄力が高い。手軽。ほかは使えない(40代女性・共働き)」というようにジェルボール洗剤の手軽さを絶賛した声が寄せられています。

ジェルボール洗剤も買い求めやすい価格帯が実現しつつありますので、今後の洗濯洗剤市場の動向に注目したいところです。

洗濯機はワンタッチ!「おまかせコース」が一般的

洗濯機を利用する時に「おまかせ・全自動コース」を利用する方が、専業主婦世帯・共働き世帯共に6割を超える結果となりました。中には「洗濯物の内容に応じて、都度洗い方を設定する」方が、共働き世帯で32.9%、専業主婦世帯で31.8%とやや共働き世帯がリードする形となりました。

共働き世帯となると、ブラウスやストッキングなど「洗濯方法に気をつけたい衣類」も多いですし、ウォッシャブルスーツなどを洗濯される方も多いため、都度設定を行いながら洗濯をするという方もいると考えます。

ただし、スピードコース’・お急ぎコースといった時短モードを利用される方は、全体の10%程度であり、洗濯物はしっかり洗いたいという気持ちが浮き彫りとなりました。また、全自動洗濯機の普及で「ながら家事」ができるようになったため、時短コースを利用しなくとも時間が有効に使えるということもあるかもしれません。

 

洗濯は時短とひと手間が紙一重!

この結果をみると、全自動洗濯機で「時間を作ること」を優先させますが、乾燥機等は使わずに外や室内に干すといった手間を惜しまない家事を行っていることが分かりました。

それに、洗濯機のおまかせコースと自分流コース(都度指定コース)を使い分けている方も多く、更なる時短を求めるための「お急ぎコース」は使わないという声も。

どこかで「時短」を求めるけれど、きちんと手間をかける洗濯スタイルが専業主婦世帯でも有職主婦世帯でも定着しています。

毎日着用する洋服だからこそ!丁寧な洗濯を心がけることが分かる結果となりました。

<調査概要>

 

 

 

この記事を書いた人:receipo

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