子どもでも花粉症になるの?親が花粉症の場合、子どもが「花粉症だと思う」は約4割だった?!

2018/2/9 くらし

先月16日に、日本気象協会が発表した2018年の花粉飛散予測によると、前年と比較して、東北、関東甲信、四国地方では前シーズンの1.5倍以上となり、今年の花粉飛散量は多めであると予測する地域が目立つようです。本格的な花粉シーズンがもうすぐやってきます。

花粉症

当社のアンケートモニター(N=4,580名男女)を対象に、「花粉症に関する調査」を2018年1月26日(金)~1月28日(日)にかけて実施しましたので、結果をご報告をいたします。

まず今回の調査対象4,580名に対して、ここ数年で花粉症の症状を感じたことがあるか調査し、「症状を感じたことがある」と回答した男女2,033名に、花粉症の症状の変化や、今年の花粉症対策について調査しました。

花粉症の症状の変化

花粉症による症状の変化は、若者と年配の方の間で大きな差がみられ、「ひどくなっている」と感じている人が、20代では30.2%で、60代では、15.3ポイント減の14.9%であり、若い層ほど症状がひどくなっていると感じる人が多いことがわかり、一方で、「軽減されている」と感じている人が、20代では25.6%に対し、60代では、11.9ポイント増の37.5%であり、年齢が高くなるにつれて、症状が軽減されていると感じる人が増える傾向があることがわかりました。

次にみなさんの花粉症対策について聞いてみました。どんなアイテムが人気なのでしょうか?

花粉症対策「マスク」がダントツの人気

今年の花粉症対策に、購入や利用をするものは、「マスク」が66.6%がダントツの人気で、次いで「内服薬」が43.6%、目薬などの「点眼薬」が37.0%、「点鼻薬」が22.2%と続きました。「病院で治療する」は、14.4%にとどまり、花粉症の治療で病院に行く人は少なく、ドラッグストアなどで手軽に購入ができ花粉症対策ができるものが人気を集めました。

花粉症の方には手放せない鼻炎薬。もっとも花粉症に効果が感じられた鼻炎薬について聞いてみました。
花粉症にもっとも効果があった鼻炎薬

人気の鼻炎薬は「アレグラFX」医療用と同様の成分である安心感

花粉症に効果が感じられた鼻炎薬は、1位が「久光製薬 アレグラFX」が12.9%で、2位は「大正製薬 パブロン鼻炎カプセルSa」が5.5%で、3位「佐藤製薬 ストナリニS」が4.2%でした。医療用と同様の成分である安心感や、1日1回など効き目の持続性を感じられるものが選ばれていました。

近年、花粉症は大人だけではなく子どもにも広がっており、昨年には7歳から服用できる「アレグラFXジュニア」が発売され、子どもをターゲットにした花粉症対策グッズなども発売されているのをご存じですか?次からは、自身のお子さんの花粉症の実態について聞いてみました。
子どもの花粉症の実態

花粉症の親、自分の子どもも花粉症だと思うは約4割

ここ数年ご自身が花粉症であり、未成年の子どもがいると回答した644名を対象に、子どもが「花粉症だと思う」と親が回答したのは43.2%でした(医師の診断・自身の判断を含む)。花粉症に悩まされているお子さんも多いようですね。では、実際にお子さんの花粉症を発症した年齢について聞いてみました。
子どもが花粉症を発症した年齢

子ども、花粉症を発症した年齢は、小学校就学前が約半数以上

お子さんが花粉症を発症した年齢は、0歳~6歳ごろの小学校就学前に発症したと回答したのが、56.8%であり、花粉症の親の子どものうち約2人に1人が小学校就学前に花粉症を発症していたことがわかりました。

今回の調査で、親が花粉症の場合、子どもが花粉症になる可能性が高く、比較的低年齢で発症していることがわかりました。小さなお子さんの場合、症状を自分で伝えることもできないため、花粉の飛散時期に、鼻や目などの症状が出た場合早めに、耳鼻科やかかりつけの小児科を受診するなど、対策をすることが必要だと考えられます。

[調査概要]

花粉症概要

 

この記事を書いた人:sbf_ishii

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