アロマオイルで乗り物酔いを予防しよう
夏休みも中盤。普段、幼稚園や学校でいないお子さんも毎日お家にいるので、いつもは行けないような場所に遠出したり旅行をしたり、お盆には帰省をされるご家族も多いのではないでしょうか。長時間、乗り物に乗る機会が増えると気になるのが乗り物酔いですよね。普段の乗り物酔い対策に加えてアロマオイルのルームスプレーで、乗り物酔いを予防、軽減してみませんか。
乗り物酔いとは
乗り物酔いとは医学的には「動揺病」「加速度病」と呼ばれ、バスや電車、飛行機などに長時間に乗った時に起こりやすく、船や遊園地のアトラクションなどでも起こる事があります。
主な症状は、最初にあくび、唾液の分泌が増える、胃の違和感から起こり、症状が進むとだんだん気分が悪くなり吐き気、嘔吐を引き起こします。夏は特に嘔吐による脱水に気をつけなければいけません。
乗り物酔いの原因
乗り物酔いの原因は、乗り物の不規則な加速・減速による揺れが繰り返し起こる事で、内耳のある三半規管や前庭を刺激してしまい起こります。内耳への刺激によって自律神経系や平衡感覚の乱れを起こし、冷や汗、頭痛、吐き気、嘔吐という乗り物酔いの症状を引き起こします。それに加え、視覚や嗅覚からの不快感や精神的ストレス、酔ってしまうかもしれないという不安感も乗り物酔いの原因となります。
乗り物酔いを予防するには
乗り物酔いを予防するには、色々な対策があります。
まずは睡眠を十分にとること。睡眠不足やストレス、過労は乗り物酔いの原因になります。また気持ち悪くなるのが嫌だからと、乗り物に乗る前に何も食べない方もいますが空腹も良くありません。消化のよいものを少し食べておきましょう。
乗り物の座席は揺れの少ない席を確保しましょう。バスは中央付近の通路側が良いです。電車の場合は進行方向に向いた席に座りましょう。
またおしゃべりや遠くの景色を見て、気分を紛らわせるのも効果的です。どうしても不安な時などは、予防的に乗り物に乗る30分前に酔い止めを服用すると良いです。
アロマオイルスプレーで乗り物酔い対策
妊娠中で酔い止めが服用できなかったり、小さいお子さんで薬がうまく服用できなかったりする場合も多々あると思います。そんな時は胃腸の調子を整える効果と、痛みを和らげる効果のあるアロマオイルを使用したスプレーを作り吹きかけてみましょう。
使用するアロマオイルは、グレープフルーツ、ユーカリ、シトロネラ、ジンジャー、タイム、ティートリー、フェンネルなどです。香りを嗅ぐ程度なら大丈夫といわれていますが、妊娠中の方は医師などに相談してから使用しましょう。上記のアロマオイルは妊娠中も使えるようです。妊娠中でなければ、クローヴ、ペパーミント、バジル、ローズマリー、スペアミント、レモングラスなども乗り物酔いには効果があります。すっきりとした香りのものが多いです。
作り方
材料はアロマオイル20滴、無水エタノール5ml、精製水45mlです。アルコールが苦手な方は無水エタノール無しで、精製水50mlでも作れます。その際は使用前に必ずしっかり振るようにして下さい。
作り方は、無水エタノールにアロマオイルを混ぜます。精製水を加えさらに混ぜます。アトマイザーなどに移し替え出来上がりです。1ヶ月以内に使い切りましょう。