あせもの原因から予防方法まで~夏のあせもを防ぐコツ

2017/7/29 くらし

暑い時期になると、大人も子供も「あせも」の症状に悩む方が増えてきます。できることなら、あせもを予防し快適な夏を過ごしたいものです。予防法が分かっていれば、小さな子供のあせもの症状も防げます。ここでは、「夏のあせもを防ぐコツ」と題して、あせもの原因から、あせもを防ぐ方法について、私の子育ての体験を元にまとめました。

 

レシーポ 夏のあせもをふせぐコツ

 

あせもとは・・・?

あせもは漢字にあてると「汗疹(かんしん)」と書きます。汗が原因でできる湿疹のことを指しています。

汗の成分に雑菌が繁殖してできる皮膚炎といわれることもありますが、皮脂やホコリ等が原因で汗管(かんかん)が閉鎖されてしまい、汗が大量に出た場合に体外へ流れ出すことができず、皮膚の中にあふれ出してしまう症状、というのが原因です。

かいた汗をそのままにしておくと、かゆみが起こることから。皮膚の表面の汗に雑菌が繁殖するという説も正しいと捉える事ができます。

 

赤ちゃんにあせもができやすい理由

赤ちゃんの汗管と大人の汗管の量は同じだということをご存知でしたか?体の面積が小さいのにも関わらず、汗が出る穴は大人と同じ量ということは、赤ちゃんは汗っかきだということが納得できるでしょう。

そして、赤ちゃんは新陳代謝が活発。呼吸をしているその瞬間にもすでに細胞が生まれ変わっているほどといっても過言ではないくらい、体のあちこちで代謝が行われています。皮膚代謝も同様、皮膚も時間を追うごとに生まれ変わっています。これが理由で汗管が詰まりやすい状況にあるのです。

だから、あせもができやすいということを覚えておくと、ママも対処がしやすいのではないでしょうか。

 

あせもができやすい場所はどこ?

大人も子供もあせもができやすい場所はほぼ同じです。首筋や背中、ひざ・ひじの裏側など汗がたまりやすい場所です。ムレやすい頭皮などにできることもあります。

赤ちゃんの場合、首や腕など、皮膚同士が重なり合っている部位は要チェックです。また、そけい部(足の付け根)やお尻、紙おむつのギャザーが当たる部位にも注意しましょう。

 

あせもができたらまずチェック!

あせもを放っておくと、掻き壊しから化膿してしまうことがあります。治療が必要になるので、あせもを見つけたら早めに対処しましょう。
▼こんな汗疹は要注意!▼
汗疹ができたら、症状を確認しましょう。しろいぷつぷつとした状態(水晶様汗疹)であれば、普段のスキンケアに合わせて、水膨れを壊さないよう注意すれば数日で症状は治まります。赤い汗疹の場合でも、面積が狭ければナーバスになることはありません。

ただし、赤みが広範囲に広がる場合や、掻き壊しの症状が見られた場合、掻き壊してもいないのに、体液が出ておりジクジクした状態が見つかった場合は、早めに医師の診察を受けましょう。大人の場合は皮膚科を受診します。子どもの場合は小児科受診でも構わないでしょう。

 

熱中症の場合に出る皮膚症状もあせものひとつ

熱中症の症状で体温が異様に高くなるという症状もあります。その際に肌の奥深くにある層の汗管が熱によって壊され、体の表面に汗が出にくくなります。赤い汗疹だけではなく、蒼白い発疹が出る「深在性汗疹」の症状も注意しなければいけません。この症状が出るころには、熱中症が重症化していると判断できる状態ですので、一刻も早く対処をしましょう。

 

あせもを防ぐコツ・もしあせもができてしまったら?

あせもができないように、汗をかいたらこまめに拭きとりましょう。汗ふきシートなど清涼成分が含まれているものや赤ちゃんだったら、おしりふきなど柔らかい素材でできたウェットティッシュなどでふき取っても構わないでしょう。ただし、皮膚の表面の雑菌を塗り伸ばしているだけという状況も否めませんので、汗をたっぷりかいたらシャワーを浴びるなどで汗をしっかり流しましょう。

 

通気性が良い洋服を!体温調節も大事

汗を吸収してくれる清潔な洋服を着用すること、通気性が良いものを選ぶこともあせもを予防するコツの一つです。体温調節をすることもあせもを防ぐコツです。特に乳幼児は自律神経が十分に育っておらず体温調節をすることができません。周りにいる大人が、赤ちゃんの状況を細やかにチェックして、気温に見合った洋服を選んで着せてあげましょう。

今年の夏も猛暑が予想されています。できるだけあせもを予防し、快適な夏をお過ごしくださいね!

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この記事を書いた人:receipo

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