調剤費の節約になることも!?お薬手帳はかなり大事!ひとりに一冊準備しよう♪
病院で診察を受けたあと、調剤薬局でお薬をもらい受けます。その時必ず聞かれるのが「お薬手帳、お持ちですか?」という言葉。
どうして毎回提出しなければいけないの?お薬手帳で調剤薬局へ支払うお金が安くなるって本当?
みなさんの疑問を解消いたします。
お薬手帳とは?
調剤薬局で処方されたお薬に関して、調剤日や処方・調剤された医薬品の名前、処方量等を記載する手帳です。使用方法等も記載されるので、飲み方を忘れた時でも安心です。
フリースペースもあるので、その時どのような症状で病院にかかったのかなど、メモ書きをすることができます。
もちろん、この薬を飲んで体に異常が出たというような場合も記載をすることで、副作用の弊害を避けることができます。
調剤薬局でもらえます
お薬手帳は、調剤薬局でサービス品としてもらい受けることができます。A6サイズで持ちやすいので、調剤薬局でもらえるお薬手帳が重宝しますね。
アプリで管理できるお薬手帳もあります
スマホアプリで管理できる「電子お薬手帳」があります。おさいふケータイ機能があれば専用機器にかざすだけで情報を記憶させることができます。
お薬手帳が大事だと言われる理由
2016年に行われた診療報酬の改定によって、お薬手帳の持参による調剤報酬の改定も行われました。「お薬手帳を持参することによって、調剤費が安くなる」と言われるようになりました。
調剤費が安くなる条件とは?
①調剤薬局の利用が2回目以降で、かつ6ヶ月以内にその薬局で調剤を受けている場合
②大型門前薬局(大病院の前に店舗を構え、特定の病院の処方箋が9割以上であること、処方箋受付量が規定以上であることが条件)以外での調剤であること
この2つの条件が満たされて初めて調剤費が安くなります。従って、年に1~2回しか通院しない方や、「お腹が痛い時はA医院のとなりにある薬局、風邪のときはB診療所のとなりにある薬局」というように、受診する病院によって調剤薬局を変える方はメリットを受けることができません。慢性疾患で通院されている方や、短期間に複数の医療機関を受診される方にとってはメリットが高い制度です。