【アンケートまとめ】働く主婦と夕飯事情

2020/4/27 食

フルタイムやパートなど、働く主婦が帰宅後に悩むのが「晩御飯づくり」ではないでしょうか。一日三度の食事は、体の調子を整えるほか楽しみにもつながるでしょう。では、働く主婦は「晩御飯づくり」をどのように受け止めているのでしょうか。レシーポを運営するソフトブレーン・フィールド株式会社（SBF）では、働く女性の「夕食の調理」に関するアンケートを実施しました。

働く女性の「夕食の調理」に関するアンケート

【調査概要】ソフトブレーン・フィールド調べ

• 調査対象：SBFにキャスト登録をしている全国のアンケートモニター（働く女性・主婦）
• 調査方法：自社アンケートサイトによるインターネットリサーチ
• 調査日時：2020年1月28日～1月30日
• 調査人数：n=691名（平均48歳）

毎日の炊事だからこそ、短時間で！

「夕食を自炊していますか？」という問いに対し、7割以上の人が「ほぼ毎日自炊をしている」と答えています。週4～5日（17.8％）という回答もあり、皆さん無理せず自炊をしていることがわかります。

夕食の品数は2~3品

次に夕食の品数（ご飯は含まない）と、調理にかかる時間を質問しました。

調理時間に関しては、スピード調理が基本のようです。30分から1時間程度という支度時間で晩御飯をこしらえています。この時間内に2品～3品の主菜や副菜を調理していることもわかりました。帰宅後の忙しい時間の中でも、バランスが良い食事を意識して調理をしているということが伝わります。

栄養バランスとともに、食材を使い切れることを意識

次に、食事を作るときにどのようなことを意識しているかを質問したところ、「栄養バランスに気遣い」という声が最も多く、次いで「食材の使い切り」があげられました。「簡単」「時短」というキーワードもみられ、働く主婦としていろいろなことを考えていることがわかります。

簡単・時短の次に、栄養バランスといきたいが、子どもの好みを重視。嫌いな食材は食べないため、好みのものを作って沢山食べてもらいたいという親心（40代）

子供中心の献立となっている声も見られました。また、次のように、子供との時間もあるため調理に時間がかけられないという声も見られました。「おなかがすいた」という子供の声にこたえるには、魔法のように調理しなければいけない部分ってありますよね。

まっさきに頭に浮かぶのは“簡単”。仕事や子どもの世話など、平日は時間をかけて料理を作る時間がない（40代）

「作り置き」が少ない？

数年前「作り置きメニュー」がブームになり、一週間で使い切れるよう休日に下ごしらえをしておくという手法と、そのレシピが紹介されたことがあります。今となれば、「購入したものを使い切る」ことを意識し、フードロスをなくすことが先立っているようです。休日は、買い物や子供と遊ぶ時間に充てるというように、作り置きは定着していないと考えることもできます。

「献立作り」が悩ましい

やはり、「献立を考えること」について、65.8％と高い割合で悩みを抱えているようです。また、献立のレパートリーが少ないこと、後片付けが面倒に思えることが続きます。

主菜は魚や肉をメインに買い物中にイメージできているのですぐに決まる。副菜は事前に考えるのでなく、夕食を作る際に、冷蔵庫にある食材や常備しているものでパパっと作りたいが、主菜に合う組み合わせを考えるのが大変（40代女性）

このように、家にある食材を使い切ることを考えると、どうしても献立が思いつかないということも考えられます。

後片付けが嫌い。魚料理でも洗うのが面倒な魚焼きグリルは極力使わず、フライパン調理できる鰤の照り焼きや、ホイル焼きが多いレパートリーが限られる（40代）

というように、後片付けを考えた食事作りに偏ってしまうという回答も見られました。洗い物を後回しにすると汚れが固まってしまうため、グリル料理を回避したくなりますよね。

メインは何となく決まるが、野菜を使った副菜がなかなか決まらない（40代）

バランスの良い食事を意識しているけれど、それを遂行するための献立作りが難しいという気持ち、筆者も同感です。子育てや仕事に奔走している働く主婦も、限られた時間の中でおいしい食事作りをしていることが浮き彫りになる結果であるといえます。

働く主婦はすごい！

外食産業も多く、ファストフードはもちろん回転寿司など待ち時間もなく、すぐに食べられるお店も多数存在しています。そんな中でやりくりすべく自炊を頑張る、栄養バランスを考えた献立作りをしている働く主婦の力はすごいですよね。でも、無理せずに！ときにはファミレスなどを利用するなど、ゆったりとした時間を過ごしてくださいね。