今年のGWは「キャッシュレスウィーク」:QRコード決済~働く主婦はどうしてる?~

2019/4/27 くらし

電子マネーやクレジットカード決済、デビットカードなど…これまでも現金以外の支払い方法は多岐にわたっていました。

このところではキャッシュレス決済の中でも、スマホをかざすだけ・QRコードやバーコードを読み取るだけで決済できる「スマホ決済システム」が主流となってきました。消費税増税にちなんだキャッシュバック制度などのあおりを受け「キャッシュレス決済」が気になるという声が高まっています。

では、働く主婦の皆さんは「キャッシュレス決済」を利用したことがありますか?もし使うとしたらどのサービスを選びますか…?レシーポを運営するソフトブレーン・フィールド株式会社がキャッシュレス決済に関してアンケートを取りました!

 

《働く女性》キャッシュレス決済に関する意識調査

【調査概要】

  • 調査対象:SBFにキャスト登録をしているアンケートモニター
  • 調査方法:SBFリサーチサイトを活用したインターネットリサーチ
  • 調査地域:全国
  • 調査期間:2019年2月1日~2月6日(6日間)
  • 回答者(n):945名(平均年齢42歳)
  • ソフトブレーン・フィールド(株)調べ

初めに知っておきたい「QR決済」とは…?

「QR決済」のしくみがわからず利用することがはばかられる…と考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。

この、「QR決済」のしくみを説明しますね。

あらかじめ決済専用アプリを導入し、そのアプリにクレジットカード番号や電子マネーIDなどを紐づけておきます。

アプリをダウンロードしたスマホで支払い用QRコードやバーコードを読み取ることで、リアルタイムに紐づけたクレジットカードや電子マネーなどから支払いが済むというサービスです。

「LINEPay」、「Pay Pay」などが大きなQR決済サービスといったところでしょうか。

なんで、キャッシュレス決済が注目されているの?

「企業の生産性と消費者の利便性を向上させ、販売機会の拡大等を図るためのキャッシュレス決済推進活動」という「キャッシュレスビジョン」を経済産業省が提唱しています。

キャッシュレスを推進することで、実店舗等の無人化や省力化、不透明な現金資産の見える化などを図れるといったメリットがあるようです。また、しまい込んだまま運用されることがないタンス預金などをなくし、お金の流動性を向上させることのほか、不透明な現金流通の抑止にもつながるため、税収の向上も期待できます。

キャッシュレス決済によってやり取りされる、支払データを利活用することによって、消費の利便性向上や消費の活性化等、データ化による新たなサービスの出現なども期待できます。

先ほど「税収の向上」と記しましたが、最終的には日本全体の経済力向上を目指せるといった見解があるようです。これを、経済産業省が「キャッシュレスビジョン」として、2027年6月までに現金決済とキャッシュレス決済の比率を6:4程度にまで高めたいと目標を掲げています。

でも…認知度はまだ低いのが現状

これを見ると、消費税増税における「キャッシュレス決済利用時のキャッシュバックキャンペーン」をうたっていることにもうなづけますが、まだまだキャッシュレス決済の推進に対する認知度が低いようですね。筆者も知りませんでした…。

3年前より「現金以外の支払い」は増えています。

3年前と比較して、現時点で現金決済以外の支払いの頻度が増えた人の割合が64.5%と半数以上に上ることがわかりました。

筆者も実感していることですが、お店で選択できる決済の幅が広がっています。現金以外の決済方法が増えると、財布の中身は少ない時でも安心して買い物ができます。

それと、クレジットカードにおける「サインレス決済」が増えていることも要因だと筆者は思います。サインレスであれば、スマートに支払いを終えることができ便利ですよね。

今後頻度を上げたい決済方法は「クレジットカード」

複数回答にて「今後店頭で利用を増やしたい支払い方法」を質問したところ、クレジットカードや電子マネーという声が多く寄せられました。

トータル的に見て、現金払いよりキャッシュレス決済へ移行しようと考えている人が増えていることがわかりました。

ただし、支払い環境に関してはクレカ払いを挙げている人が多いことから、まだ保守的といったところかもしれませんね。筆者もそうですが、QRコード決済に関しては、自分にとってのメリットが見いだせないところがあり、導入に至っていません。

けれど、「nanaco」「WAON」「Suica」といった複数の電子マネーを持ち歩くこと、それぞれ使い分ける必要はなくなるので、決済方法を統一させることも一案かな?と思います。

また、「財布は持ち歩くけれど、スマホを持ち歩かない場合がある」といった生活習慣のところでQRコード決済はまだ消極的なのかも…とも思います。

クレジットカードは何かと便利

クレジットカードを一枚持っていると、もしもの時のキャッシングなどができます。

また、与信審査を経てカードが発行されるため、経済的にも社会的にも認められたという安心感にもつながります。

QRコード決済、主婦層の今後の展望は「ハーフ・ハーフ」

ここでは、QRコード決済によるキャッシュレス決済にクローズアップして「利用経験や今後の利用意欲」に関する質問を行いました。

その結果、「使ったことがある/今後は利用したい」と答えた方は50.4%にとどまり、利用したい人と利用を拒む考え方をしている人の割合が半々という結果が出ました。

その理由に関して複数回答で問いかけたところ、以下のような回答が得られました。

個人情報やトラブルに巻き込まれたくないから(31.2%)

仕組みがよくわからないから(26.5%)

利用可能な店舗がわからない/少ないから(23.2%)

また、スマホでQRコードを読み取るだけといった「クレジットカードよりも簡単に決済できてしまうことへの不安」も考えられます。筆者は40代でちょうど今回の回答者の平均年齢にリンクします。「お得情報」に詳しい世代でもありますが、現金払いに慣れているうえ、まだスマホを使っていないという人も見られるので、敬遠する声もあるのかもしれません。

利用者に聞く「QRコード決済のメリット」

先の設問で、QRコード決済を実際に使っているという人を対象に、そのメリットを質問しました。

やはり「スマホだけで支払いが完結できる」「割引やポイントなどの特典」「支払いが簡単で早い」という点を挙げる人が大半でした。

筆者の見解として先ほども触れましたが、コンビニにしても電子マネーである「nanaco」「WAON」を使える店はそれぞれ限られています。それを「PayPay」などに一元化すればポイントも早くたくさんたまりますよね。

PayPayやLINE Payは「使ったことがある/今後利用してみたい」

最後に、利用したことがある・これから利用してみたいと考えるQRコード決済サービスのブランドを質問したところ、「PayPay」と「LINE Pay」を挙げる声が多く寄せられました。

アンケート当時、「PayPay」はコマーシャルによるプロモーションが多かったことも挙げられますし、「LINE Pay」はスマホを持っている人の大半が使っている無料通話アプリ「LINE」の機能の一つでもあることからなじみがあるといったところもあるかもしれません。

特に「LINE Pay」はQRコード決済の草分けですよね。

皆さんはいかがでしょうか?

QRコード決済に限らず、何らかの形でキャッシュレス決済をすることが注目されています。現金を一切持たないということはできませんが、仕事を持っている主婦が「忙しすぎてATMに行きそびれた」というデメリットを回避できる点は支持したいところです。

筆者は電子マネーやクレジットカードでの支払いが当たり前となっていますが、これからは新しい決済方法のQRコード決済にも視野を広げていきたいと思います。

この記事を書いた人:receipo

関連記事