何歳でも「学び直し」が大切!セカンドキャリアを豊かにするには?

2018/12/15 お仕事情報

子育てがひと段落し、復職へ向けた準備を始めている方や復職を果たしたけれど当時の勘がなかなか取り戻せないという方もいるのではないでしょうか。

レシーポの読者層にみられる子育てひと段落世代・脱サラ・転職などを果たしたいわゆる「セカンドキャリア」組は努力を重ねるほど、仕事の力につながる部分があります。その一つとして「学び直し」をしたという方が急増中です。

レシーポを運営する「ソフトブレーン・フィールド株式会社」では「働く女性と学び直し」をテーマにアンケートを行いました。その結果をまとめてまいります。

 

人生100年時代構想

日本では国民のすべてが活躍できる社会を実現すべく「一億総活躍社会」を打ち出しています。その中で、私たちの寿命は伸びており100歳まで生きられる世の中へ変わってきました。

年齢を重ねても活躍できるよう、そして子供たちが各々の経済事情にかかわらず、夢へ向かって進めるように「人生100年時代構想」が国を挙げて話し合われています。この人生100年時代構想の中心は、今30代~40代である私たち。

子育て世代・働き盛り世代が活躍するために「リカレント教育(教育機関を卒業した社会人が生涯に亘り、学び直しを行う教育システム)」などの学び直しが注目されるようになりました。

さてこの「学び直し」についてセカンドキャリア世代にも当たる働く女性はどのように受け止めているのでしょうか。

「働く女性の学び直し・リカレント教育に関する意識調査」

レシーポを運営する「ソフトブレーン・フィールド株式会社(以下SBF)」では、下記の条件において

「働く女性の学び直し・リカレント教育に関する意識調査」についてアンケートを行いました。ここでは、回答結果を抜粋してご紹介します。

  • 調査対象:SBFにキャスト登録するアンケートモニター(働く女性)
  • 調査人数:n=658名(平均年齢47歳)
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 調査地域:全国
  • 調査期間:2018年10月5日~2018年10月111日

学び直しへの関心は極めて高い!

「学び直し」というとどうしても尻込みをしてしまうのですが、働いている女性の66%が「学び直しをしたい」と思っていることがわかりました。

今の仕事に関連する学び、新しいことを始めるための学び、いろいろ学びたいことがあるということはとてもよいことだと思います。

学び直しのきっかけは…?

では、「学び直し」のきっかけについて質問を行ったところ、「業務上必要になった・キャリアップを目指す」という意見が圧倒的多数でした。この設問では、複数回答だったため当てはまるものをすべて選んでもらう形となりましたが、それだけではなく「チャレンジしたい」「人生を豊かにしたい」というように、向上心ありきで学び直しに臨んでいる姿勢もうかがい知ることができました。

また、副業や独立などを目指すという理由を持った方も。ライフステージが変われば「親としてのわたし」という顔も出てきます。また、介護なども始まる人もいるかもしれません。柔軟な働き方を目指している人もいるということが明らかになりました。

どんな学び直しをした?それはどんな方法で?

続けて二つの回答結果を見ていきます。学び直しのジャンルは資格取得が多数を占めていました。逆にOAスキルやITスキルといった「職場で必要な基本的スキル」の学び直しが少ないことがわかりました。

また学び直しの方法に関しては、通信教育や独学、または業務中の実践でといった「自らの力で」という人が多数でした。やはり費用面や時間などを考えるとどうしても自らの力に頼らざるを得ない部分があると思います。

学び直しをしてよかったこと!

仕事をしながら学び直しをした結果「仕事に役立った」「新たな世界が広がった」という回答をしている方が多くみられました。

給与で資格手当てがつき、任せてもらえる業務が多くなった。(50代)

専門的な話しができるようになり、同じ業界の人達と話しを共有化できるようになった(50代)

幼稚園教諭をしながら、ピアノやオルガン講師の資格を取得し、60歳まで音楽教室講師をすることができた(60代)

このように、学び直しで「今の仕事に直結した」人や、キャリアチェンジ、リタイア後の新たなキャリアへ結びつけた人も見られます。

学び直しには会社からの後押しも欲しい!

自分の評価を高めるための「学び直し」ではあるけれど、実際は会社の利益を生み出すためにプラスになる資格と考えることができます。けれど、学び直しには費用が掛かります。また、学び直しのための時間も必要です。

資格取得に関しては、ハローワークの制度(教育訓練給付金制度)を利用することもできますが、条件をクリアしなければ対象外です。会社から時間や資金に関する何らかの支援があったら、もっと前向きに学び直しを受け止められるかもしれませんね。

自分の「できること・強み」を高めませんか?

学び直しは、どんな年齢になってからでもできる!とは簡単に言えますが、実際に仕事・家庭・子育て・介護などが待ち受けるライフステージにある働く女性にとってはかなり高いハードルになるかもしれません。そんな中でも、時間を有効に使って結果を生み出していることがとても素敵なことだと思います。筆者も学びを前向きにとらえ、自分の新たな「強み」を作って次のステップを目指そうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人:receipo

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