やわらか簡単~豆腐で作る団子でお月見を楽しもう!
秋になり、お月見の季節となりました。今年の中秋の名月(=十五夜)は「10月4日」。十五夜に合わせて月見団子を用意すれば、さらにお月見を楽しむことができますよね。今回はおうちで簡単にできる、豆腐を使ったレシピをご紹介します。ぜひチャレンジしてみてください。
中秋の名月とは
中秋の名月とは、旧暦の8月15日の月のことを指します。旧暦とは、今の暦とは違い、月の満ち欠けをもとに作られたカレンダーのこと。太陽の動きを基準にしている現在の暦とはズレがあるため、中秋の名月も毎年日付が変わることになります。そのため今年の中秋の名月は10月4日です。また中秋の名月が必ずしも満月になるわけではなく、直近の満月は10月6日。この前後に月見をすると、美しい月の姿を眺めることができます。
満月に幸せを願う
月見団子のはじまりは、月に見立てて団子を作ったことだといわれています。米粉で作った団子をお供えし、穀物の豊作を願ったり、満月にあやかって欠けることのない幸せが身につくよう、お供えした団子を食べたのです。お供えする団子の数は、十五夜にちなんだ「15個」が一般的です。下段目に9個、中段目に4個、上段に2個と崩れないように重ねてください。
関西では芋の形も
月見団子は丸の形が全国的ですが、関西を中心に、里芋をかたどった団子に餡をのせお供えすることもあります。中秋の名月は別名「芋名月(いもめいげつ)」ともよばれ、芋類の収穫を祝ったことに由来します。同じお団子でも、地域によって特色があるのがおもしろいですね!
豆腐で作る月見団子レシピ
豆腐で作る団子は、水で作るものに比べ次の日までやわらかく、もっちりとした食感が特徴です。月見団子は三宝に並べるのが正式ですが、今回は簡単に皿に盛りつけています。
【準備するもの】
*約30個分
団子粉 180g
絹ごし豆腐 180g
抹茶 小さじ1
あずき(缶詰のもの)*あれば
【手順】
①団子粉に絹ごし豆腐を少しずつ混ぜ、よくこね合わせる
②まとまった生地を2分割にし、片方に抹茶を練り込む
③鍋にお湯を沸かし、丸めた団子を入れる。浮き上がってきたらすくい冷水で冷やす
④③を皿に盛りできあがり
生地の様子を確かめながら、少しずつ豆腐を加えていくのがポイント。手にくっつかない、耳たぶ程度の固さにまとめれば、団子を丸めやすくなります。いただくときに温めたあずきをかけていただきましょう。あずきは冷たいままでもお好みでOK。ぜんざいにしていただくのもいいですね!他にもみたらしやきなこなど、お好きな味にアレンジしてみてください。団子を盛りつけるときは、懐紙など和紙を敷くとお供えの雰囲気が増します。
月見をしながらリラックスタイムを
忙しい毎日、月を見上げる時間はなかなかありませんが、十五夜に合わせて、ゆっくりお月見を楽しんでみてください。自分で作ったお月見団子を用意すれば、さらに楽しみが広がります。月を眺めながら、家族やお友達と特別な時間を過ごしてみてください。