夏休みの宿題の悩み解決!読書感想文の簡単な書き方
お子さまの、夏休みの宿題は順調に進んでいますか?毎年のことながら、最後に残りがちで1番苦労するものの1つが読書感想文ではないでしょうか。でも、ちょっとしたコツで感想文がスムーズに書けますよ。ぜひ試してみてくださいね。
感想文の書きやすい本選び
読書感想文を書くには、まず本を読まなければ始まりません。課題図書で書く、と指定がある場合は別ですが、自由に本を選んでいい場合は本選びがとても重要です。本選びの際はぜひ親子で一緒に探してみましょう。
1.年齢にふさわしいページ数のもの
小学校3〜4年生→100ページ前後
小学校5〜6年→200ページ前後
中学生→230ページ前後
2.自分と共通点があるもの
主人公と同じ歳であったり、同じスポーツをしている、など主人公と共通点があると、共感しやすいので書きやすいです。
3.興味があるもの
スポーツが好きならスポーツ選手の伝記、動物が好きなら動物がテーマの物語など、興味のあるものを選ぶと読みやすいです。
4.考えさせられるもの、問題提起されているもの
戦争のお話や環境問題など、読んだ後に考えさせられるテーマのものは自分の意見と織り交ぜて、文が書きやすいです。
何を選んだら良いか迷った時は、本屋のオススメの本や図書館の司書さんに聞いて選ぶのもいいですね。最後までしっかり読み切れる本にしましょう。
読書感想文の書き進め方
1.本を読んで思ったことをそのまま書く
感想文の出だしは、とても肝心。最初に思い切って結論を書いてみましょう。たとえば…
「僕はこの本を読んで、命の大切さとはかなさを知りました」
「夢に向かって努力し続けるということは本当に素晴らしい。主人公を見て私もこうなりたいと思った」
「主人公のすることがとてもおもしろかったです。だから、すぐに読み終わってしまいました。こんなに楽しい話を読んだのは初めてです」 など。
読み終わって一番に感じた感想を、率直に書いてみましょう。印象に残った言葉を書くのもOK。
2.あらすじ、内容を簡単に
あらすじを長々と書いてしまう子もいますが、あらすじは簡単に。「いつ、どこで、だれが、なにをした」ということをわかりやすくシンプルにまとめて書きましょう。本の内容を紹介する感じで。
3.自分と比べてみよう
自分が身近に経験した中で似たようなできごとを思い出して書きだしてみましょう。(部活、友達や家族とのやりとり、学校行事など)
主人公の行動と自分の行動を比較して、違うところや似ているところを見つけて書きます。
4.自分の気持ちはどう変わったか
本を読む前と読んだ後、自分の気持ちや考え方がどう変わったか、もし変わらないなら、その理由を。
5.今後、自分はどうしていきたいか
感想文のまとめになります。本を読んだことで、これからどうしていきたいか、どう活かしていきたいかを述べます。
「これからは、もっと周りの人を大切にしていきたい」
「優しい主人公みたいになれるように、まずはお手伝いを頑張りたいです」 など。