東西で異なる「我が家のカレーの具」! 東日本は「ポーク一色」、西日本は近畿を中心に「ビーフ」!
RECIEPOでは2015年8月6日~12日にかけて「全国ご当地カレー人気投票」を実施しましたので、その結果を発表します。
人気投票では、「我が家のカレーと言えばコレ!」というルウと、「カレーの具といえばコレ!」という具を選んでもらいましたが、その結果全投票数1,013票のうち、最も票を集めたカレーのルウは、「ハウス食品 バーモントカレー」で239票(23.6%)、続いて「エスビー食品 ゴールデンカレー」で163票(16.1%)、「ハウス食品 こくまろカレー」で161票(15.9%)と続きました。
一方、「我が家のカレーの具」として人気は「ポーク」が1位で370票(36.5%)、2位は「ビーフ」で267票(26.4%)、3位は「チキン」で206票(20.3%)と人気投票では定番の「ポーク」、「ビーフ」、「チキン」の中で「ポーク」が頭一つ抜け出した結果となりました。
また、投票者の出身地別に、各都道府県で「我が家のカレーの具」として1位に選ばれた具を見ると、東日本の各都道府県で1位に選ばれたのは「ポーク」、西日本の各府県で最も多く1位となったのは「ビーフ」でした。その境目は三重県(ポーク)と滋賀県(ビーフ)で、さらに岐阜県と福井県ではポークとビーフが同数1位となるなど、中部、北陸がカレーのメインの具として「ポーク」か「ビーフ」かが分かれる境界線と言えそうです。
ただし、西日本の中でも島根県、大分県では「チキン」が1位に、愛媛では「野菜」が1位になった他、山口県、長崎県、佐賀県、宮崎県、熊本県、沖縄県などでは同数1位の具がいくつかあるといった結果となり、「カレーの具といえばビーフ」というのは近畿及び中四国の一部までのようです。
ちなみに、総務省が発表した最新の家計調査品目別ランキング(2012年~14年平均値)のカレールウ消費量で金額、数量ともに1位だった鳥取県では具だけではなく、付け合せの「らっきょう」(※鳥取県の特産品)に言及するコメントも見られました。
投票者のカレーにまつわるエピソードを見ると、以下のように出身地で傾向が出たり、「その家独自のカレーレシピ」があったり等、日本人にとって国民食とも言えるカレーへのこだわりが多数寄せられました。