~喫煙・禁煙に関する5,900人アンケート~男性の55%が喫煙経験有りも、 20代男性の75.5%は喫煙経験がないことが判明

2014/12/11 ライブログ

フィールドマーケティング支援サービスを提供するソフトブレーン・フィールド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木名瀬博)は、株式会社クレディセゾンとの共同事業である「Point of Buy(R)購買理由データ」のアンケートモニター5,977名(女性3,443名・男性2,534名、10代~80代)を対象に「禁煙」に関するアンケートを2014年11月29日に実施しましたので、その結果を報告します。

男性の2人に1人、女性の4人に1人が喫煙経験有り

(上)図表1:【女性】タバコの喫煙について(n:全体=3,443、20代女性=165、30代女性=838、40代女性=1,395、50代女性=785、60代以上女性=26)
(下)図表2:【男性】タバコの喫煙について(n:全体=2,534、20代男性=53、30代男性=299、40代男性=934、50代男性=834、60代以上男性=414)

アンケートではまず、喫煙経験について確認しました。その結果、女性では「今も喫煙している」が8.9%、「過去に喫煙していた」が17.6%、「喫煙したことはない」が73.6%でした。
男性では「今も喫煙している」が21.3%、「過去に喫煙していた」が34.0%、「喫煙したことはない」が44.7%でした。

世代別では、「今も喫煙している」と「過去に喫煙していた」を合わせた喫煙経験者が、女性では20代で14.6%、30代で23.6%、40代で27.3%、50代で31.0%と50代をピークに増加、60代以上ではやや下がり、25.0%でした。

一方、男性は20代で24.5%、30代で36.5%、40代で50.5%、50代で61.6%、60代以上で71%と、世代が上がるにつれて増加する傾向が見られました。

喫煙のメリットは「気分転換・リラックス」、デメリットは「タバコ代」

(上)図表3:喫煙のメリット【複数回答】(n:全体=2,312、女性=910、男性=1,402)
(下)図表4:喫煙のデメリット【複数回答】(n:全体=2,312、女性=910、男性=1,402)

続いて、「今も喫煙している」および「過去に喫煙していた」喫煙経験者に喫煙のメリット、デメリットを聞いたところ、メリットの1位は「気分転換・リラックスできる」で66.0%でした。男女別では、「喫煙者同士のコミュニケーションができる」の項目で女性が23.4%に対し、男性は33.2%と9.8ポイントの差が開きました。
一方、全体でのデメリットの1位は「タバコ代がかかる」で79.6%だったほか、「健康に悪い」、「部屋に匂いがつく」もそれぞれ73.3%、70.5%と高い数字となりました。

喫煙者の約3割が「禁煙したい」と考えている

図表5:禁煙・節煙について(n:全体=845、女性=305、男性=540)

「今も喫煙している」845名を対象に禁煙・節煙への興味を聞いたところ、「節煙した」人が7.3%、「禁煙にチャレンジ中」が3.0%、「節煙にチャレンジ中」が8.0%で、既に禁煙・節煙に向けた行動に移している方は18.3%でした。また、「禁煙したい」は31.4%、「節煙したい」が24.0%、「禁煙・節煙をしたいとは思わない」は26.3%でした。

図表6:禁煙・節煙したい理由(した理由)【複数回答】(喫煙中の人n=561、禁煙・節煙した人n=1,467)

現在喫煙中の人から「禁煙・節煙をしたいとは思わない」と回答した方を除いた禁煙・節煙意向のある561名に理由を聞いたところ、1位は「タバコ代がかかるため」で78.3%、2位は自分の健康のため」で71.3%、3位は「タバコを吸える場所が減ったため」で35.1%でした。

一方、「過去に喫煙していた」1,467名を対象に、禁煙・節煙した理由を聞いたところ、1位は「自分の健康のため」で71.0%、2位は「タバコ代がかかるため」で45.9%、3位は「家族の健康のため」で32.4%でした。

図表7:禁煙・節煙で興味のある方法(禁煙・節煙した人は実際にやった方法)【複数回答】(喫煙中の人n=561、禁煙・節煙した人n=1,467)

禁煙・節煙意向のある561名に興味のある禁煙・節煙方法を聞いたところ、1位は「ガム・キャンディを食べる」で30.8%、2位は「何も使用しない」で18.7%、3位は「禁煙外来への通院」で18.4%でした。
一方、「過去に喫煙していた」1,467名を対象に、禁煙・喫煙に成功した方法を聞いたところ、1位は「何も使用しない」で38.6%となりました。つづいて2位は「ガム・キャンディを食べる」で23.0%、3位は「その他」で6.8%でした。喫煙者の興味で2位にランクインした「禁煙外来への通院」は3.5%で、5位でした。

昨今、タバコ税の値上げや、喫煙スペースの減少など、喫煙者にとって逆風が吹いていますが、今回のアンケートでも若年層ほど、喫煙経験者が減っていることに加え、また、喫煙者全体でも2人に1人が禁煙・節煙したいと回答しています。

そうした中、喫煙者の興味のある禁煙方法を見ると、「禁煙外来への通院」が18.4%、「医療用ニコチンパッチの使用」が10.5%、「医療用飲み薬の服用」が9.3%となっており、こうした医療機関や医薬品による禁煙という手法の認知度が高まりつつあると言えそうです。嗜好品であるタバコとの付き合い方は人それぞれですが、今後はこうした「医療用の禁煙ツール」を利用した禁煙も増えていきそうです。

【調査実施概要】

  • 対象:株式会社クレディセゾンの運営する「永久不滅.com」の「レシートで貯める」サービス登録会員約およびSBFの登録会員
  • 調査方法:「レシートで貯める」サービス及び「レシートdeポイント」サービスを活用したインターネットリサーチ
  • 調査地域:全国
  • 調査日:2014年11月29日
  • 有効回答者数:5,977名
  • 属性:
    • [女性] 20代以下 2%、30代 15%、40代 25%、50代 14%、60代以上 4%
    • [男性] 20代以下 1%、30代 5%、40代 15%、50代 14%、60代以上 6%

【サービス概要】

  • サービス名:Point of Buy(R)購買理由データ事業
  • 購買理由収集対象者:株式会社クレディセゾンの運営する「永久不滅.com」の「レシートで貯める」サービス登録会員およびSBFの登録会員
  • 購買理由収集の方法:
    • 指定カテゴリー(約60カテゴリー)の商品を実際に購入した会員が、その購買理由をレシート画像と共に報告
  • 購買理由データの販売先: 消費財メーカー
  • 購買理由データの提供方法: 契約企業に専用WEBサイトを通してデータを提供
  • 当事業の特長:
    • 日本初のレシートによる購買証明付き購買理由データ
    • 「永久不滅.com」会員と「履歴書情報」のあるSBF登録会員「キャスト」で構成された約11万人のネットークに基づく本人認証度の高いデータを提供。
    • 週次POSデータとの連動分析を可能とする週次購買理由データ
  • サービス詳細参照ページ: http://www.sbfield.co.jp/pob/

【転載・引用に関する注意事項】

本レポートの著作権は、ソフトブレーン・フィールド株式会社が保有します。調査レポートの内容の一部を転載・引用される場合には、事前に弊社までご連絡ください。
お問い合わせの際には、以下の内容をお知らせください。

  1. 転載・引用したい調査レポートとその範囲
  2. 用途・目的

なお、内容によっては、転載・引用をお断りする場合がございます。
※本リリースの引用・転載時には、必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
例:「フィールドマーケティング支援サービスを提供するソフトブレーン・フィールド株式会社が実施した調査によると・・・」
※以下の行為は禁止いたします。

  • データの一部または全部を改変すること
  • 本レポートを販売・出版すること
  • 出所を明記せずに転載・引用を行うこと

※本プレスリリースのPDF版は、こちらでございます。

この記事を書いた人:receipo_sbf

関連記事